中学1年のときに、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」を見て、格闘技に目覚めました。
最初は単に「かっこよさ」への憧れでした。
しかし、映画雑誌や本などを読み進めるうちに、「素顔のブルース・リー」は、書物を愛する、
思慮深い人間だということが分かり、ますます傾倒しました。
高校生のときに、漫画の「空手バカ一代」に出会いました。親元から離れて大学に通い、
空手に専念することを夢見て、受験勉強に励みました。
「空手をやる!」というモチベーションがなければ、勉強も中途半端で、医者にもなっていなかったかもしれません。
大学1年のときに、極真空手に入門し、本格的に空手を始めました。
学生時代の最後と、医者になってからの数年は、空手道場から遠ざかっていましたが、32歳のときに、再び空手を始めることになります。
現在も、月に1度程度、さまざまなスポーツのトレーニングを経験する試み、「クロストレーニング」の際に、空手の稽古は続けています。
学生時代に、柔道部の部長だった同級生から柔道を教わり、後に柔道にものめりこむことになります。
医者になってからの数年は、どちらかというと柔道に力を入れていて、四段をいただいております。
私の格闘技に対する姿勢は、2000年に出版した「クロスオーバートレーニング・新格闘教書」、2014年に出版した「クロストレーニングのススメ」(繊研新聞社)の中の、イラストに集約されると思います。

その部分を、ここに転記したいと思います。

自分自身が、武道やトレーニングにかかわってきました。
その経験や知識は、微々たるものかもしれませんが、
その中でもできるだけ多くのことを皆様にお伝えしていきたいと思います。